
とはいえ、いったいなにから手をつけて良いやら。
お部屋の飾りつけでも考えてみようかな。
でも、どうすればいいだろう。
「ねぇ、影ちゃん!どうしよう!」

「こんな感じで作っていけば良いのではないでしょうカ?」
「それなら、クリスマスツリーのキラキラも使えるかも!」

「。何してるんだ?」
扉の外から黒神の声。
しかも、扉に手をかけられている。
「やばいよ!」
「私が行きマス。急いで隠してくだサイ!」
急いで片付けなくっちゃ。
とにかく全部空き箱に詰めちゃえ。
「着替え中?」
「ええ。ですから少々お待ちくださいマセ」
「怪しい……」
黒ちゃんは、私の度重なる約束破りで少々疑心暗鬼である。
「またやっかいなことしでかしてるだろ。……入るぞ」
「いえ、いけまセン!」
駄目。
まだ片付けられていないのに。
こうなったらしょうがない。
「裸を見ようとするなんて、変態すぎるよ!!」
「……すまん」
足音が遠のいていく。
どうやら大成功だ。
ただ、黒ちゃんの心には何かしらの傷を作ってしまったかもしれない。
後で謝ろう。
こんな感じで、私と影ちゃんは秘密裏に色々と事を進めていったのであった→