ちっっさい呟き

のにょ

なんにでも首を突っ込む独神。

「どうするつもりだよ! 俺達は有り金スられたばっかだろ!!」
「……行くか! 賭場」
「種銭がねぇだろうが!!」

弱い女独神。
なのになぜか自信満々で堂々としていて、大男同士の喧嘩にも首を突っ込む。

「約束を守らないのはダメだぞ?」

周囲がドタバタするタイプの主従関係。

#小話
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のにょ

妙にスカートがはためかないと思ったら糸でガッチリガードされてたの巻。

たまたまくっついただけだ。勘違いするな。
と言う、ツチグモ。

#小話
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のにょ

経験豊富だから有利だと思ってたのに上手くいかず歯噛みするヌラリヒョン(爺)

#小話
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のにょ

カビの生えた老いぼれの話よりは多少面白いかもな。


なんて言い方をするヌラリヒョン#小話
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のにょ

「そうやって他の奴褒められるといい気分じゃねぇんだけど」

と言ってくるイッシンタスケ。
嫉妬してる。

#小話
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のにょ

身分を隠して甘味屋(スタバみたいなの)に通っている独神。
店員同士の話に聞き耳を立てると、トラブルがあって新作が出せないとか。

独神は「私に任せて!」って身分も明かさず、勝手に手を貸す。
連れて行く英傑は頼りない感じのメンツ。

「(モモチには下らんって断られちゃったもんね)」

で、頼りない奴らが活躍して無事トラブル解決。
その後はそのメンツと一緒に来ることも増える。

「(あれだけ引き連れてどういう関係なんだ?)」

と店員に怪しまれながらも、助けてはくれたし、と今までどおりの接客を受ける一同。
独神と知らない部分がミソ。

#小話
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のにょ

正義感がつよい独神。
だが英傑の中には犯罪者もいる。
最初はこんなのと組めるかって思ってた独神。
でも考えを改める。

「界帝を地獄に落とす。そのために力を貸してくれ」
「いいのぉ? 僕がどういう人間か知ってるよねえ」
「構わない。界帝を倒すのに手段なんて選んでられないだろ」

な、独神。

#小話
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のにょ

癒しパワーで付喪神を満足させて浄化してしまうと評判の者が独神になる。
付喪神たちは戦々恐々。
仲良くなりすぎたらダメだと自制する。

「…私のこと、きらい?」
「(いや好きですけど!?大好きすぎて夢に出てくるくらいですけど!?!?)」

な、チョクボロン。

#小話
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のにょ

「ドクシンさんは…いいな」

蛇に懐かれたがしかし、私には隠れて付き合っている相手がいるのだ。

黙っていたので、ヨルムンは知らなかった。
そして誤ってその相手を殺してしまう。

「え……なんで」

独神に泣かれ憎まれ、八百万界を追われるヨルムン。


#小話
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のにょ

仕える主を好きになった挙句、既に相手ある人を好きになってしまった。

という絶対振られるパターン。

#小話
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のにょ

「私はあんたにとってただの主でしかないの?

「いいえ。わが主君の娘でしかありません」


という、死んだ母(先代の独神)がライバルパターン。

#小話
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のにょ

コタロって将来どうしたいって思ってるんだろ。

「いつまでも私についているわけにもいかないでしょ?」

そんなことを言われたコタロは、

「え~、ずっと独神ちゃんといるよ~」

とヘラヘラ笑っている。
考えないようにしていたことを突きつけられて、誤魔化している。

(いつかは別れる。それは判ってるけど。……独神ちゃんこそどういうつもりなんだろう)

お互いに将来のことには触れず、悪霊が八百万界から消える日が来てしまう。

「お頭はどうするんだ?」

なんて、祝賀会でも言われ、独神は曖昧な顔で「う~ん」と言う。

「……まだ先のこと考えられなくて」

だったらと、自分のところに来いと、様々な英傑が言ってくる。
でも独神は全部首を振る。

「まだ残ってる仕事があるから、それを済ませたら考えるよ」

残っている仕事として、集中していた権力を分散させていく。
本殿は閉鎖することになるので、今後はそれぞれの地域で運営していかなければならないから。

となると、今までは独神の下で大人しくしていた英傑たちも領主としての顔を見せる。
少しでも領民たちが豊かに過ごせるようにという駆け引きを繰り返す。
独神は調停していきながら、一国が有利にならないよう、相互に監視できるようにシステムを組んでいく。

上ばかりが権力を持ってもいけない。
だが下が制御できないのもいけない。

ずっと調整し続けている。
本殿にはもう誰もいなくなっていた。
独神が一人になって、全国から連絡が来るようになっている。
悪霊がいた頃より忙しいくらい。

「ね。一人くらい誰か雇わない?」

そうやって誘ってきたコタロ。
でも独神は首を振った。

「英傑の誘いはすべて断ってるの。結局みんなは先の戦の英雄だから。旗印となった独神と組めば、いつでも世を動かせてしまうでしょ。だからダメ」
「真面目な独神ちゃんらしいね。でもさ実際、その量の仕事をこなせるの?」
「……」
「ただの手伝いならいいでしょ。独神ちゃんの意図に反することはしない」
「……。それ、里の人達は全員納得してるの」
「いいや。今思いつきで言っただけ」
「でしょうね。……風魔は私といるべきではないよ。私といることで気が大きくなるからね」
「僕は、自分は忍だって、ちゃんとわきまえてるのにね~」

話はおしまい。
独神は今の生活を続けることに変わりない。
そして別れるってところで、コタロが言葉をこぼす。

「ひとりにしないで」

独神は目頭を抑えた。
その言葉に載せられた感情を察してしまって。

「……世間が許さない。それは」
「……。あはっ。冗談に決まってるじゃん。独神ちゃんったら変な顔」

冗談ではないと判っている。
ここは冗談に乗るべきだ。
でも独神はうまくそれができなかった。

「この後、忙しいの?」

コタロウは即座に返す。

「全然」
「じゃあ、もう少しだけいなよ。私も、最近要望の数にあっぷあっぷしてるからさ」
「暇つぶしにいてあげるよ」

で、少し手伝って、夜には帰るかと思ったら帰らない。

「え!? 夜道を僕一人で歩くの!? 心配じゃないの!?」
「どの口が言ってるのよ、組頭」

コタロが本殿に泊まる。
独神は寝るけど、コタロは普通に起きて警護しようとする。

「待って。そういうのいいって。主じゃないんだから」
「暇つぶしだよ。ただのね」

そう言って折れてくれない。
独神だけ寝ることになる。
布団に入って呟く。

「……本殿、淋しいでしょ。いや、淋しいのは私だけか」

そこにいるはずなのにコタロは答えない。

「やることがあるから今はいいの。でも、これがなくなったら私………………」

沈黙。

「……動乱を求めたハンゾウの気持ちが今になって判るよ。あ、でもだからといって戦を起こそうとかしないでね。そういうのもうやりたくないから」

コタロは何も答えない。


#小話
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のにょ

夜。それも朝が近い、でもまだ真っ暗な時間帯。
独神の部屋に行くコタロ。

蒲団で寝る独神。その隣にハンゾが寝ている。

(……次の日が非番でこれ。わっかりやすいよねぇ)

コタロがいるのに起きないことが癪に障る。
衝動的に殺しにかかると、独神が反応してハンゾをかばう。
コタロは寸前で止める。

「……やめなさい」
「胸が見えてるよ。大丈夫?」
「それが? てかこの状況を見たら判るでしょ」

バチバチの二人。
独神がハンゾを守ることを優先する行動が神経を逆撫でする。

(こんなヤツにそんな価値ないだろ)

#小話
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のにょ

独神殿が毎晩寒いとおっしゃるので、拙者が布団を温めておこうかと思いまして。

だったら湯たんぽ入れてくれればいーの!
身体じゃなくて!!

独神殿。その言い方は少し……ソワソワしますな。

するなよ!!
#小話
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のにょ

現パロでさ、事務仕事の夢主がハロワに行くの。
今日はどこで外食しようかな。
カレー?
いやいや、この後会社戻るもんダメダメ。
でもダメって言われるとナン付きのカレーが食べたくなるよねぇ。
なんて脳内で独り言。

自分の番になって立ち上がり、すれ違う男に見覚えがある。
二度見した。
あれ、服部君?
地元の有名人の?
ハロワ!?
え、なんかの社長だって……倒産したの!?

モヤモヤしながら仕事を済ませ、帰ろうとすると「おい」と話しかけられる。

は、服部君…久しぶり…卒業式以来だね。
そうだな。

気まずい。仕事の話はできないしどうすれば。

…相変わらずわかりやすいやつだ。ただの手続きだ。なんせ人数が少なくてな。ついでに手続きを行うこともある
そ、そっか! 良かった!
倒産したのかと思って気まずかったよ
馬鹿にするな。貴様こそ、職探しか?
会社の手続き!


偶然会った2人が仲を深めていく話
#小話
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のにょ

びくっ。
独神が体を震わせる。

「……あのさぁ」

机に落とした菓子を拾いながら、独神は来訪者に目を向けた。

「いきなり、話しかけるの、やめ、って言ったよね?」
「聞いた覚えがあるような……ないような」
「何度目なの!」

独神が怒ると、すまぬすまぬと悪びれなくヌラリヒョンは謝った。

「ていうか、ここ気配ない奴多すぎるのよ。さっきだって誰もいないと思って着替えようとしたらハンゾウが出てきてすっごい顔で見てるしさぁ」
「いや、謁見の間で着替えをしようと試みる其方に非がある」
「最初からいるって言うなり、音出すなりすればいいでしょ。なのにだまーってくるんだから。油断するでしょ、私が」

独神はなおも続ける。

「お菓子くらいなら落ちようが食べるからいいけど、筆の時なんて最悪。何度机が染まったか。面倒だから書き物してるときは入室禁止の札ぶら下げることにしたんだから」

そんなのあったのか。
と、毎日出入りするヌラリヒョンは判っていなかった。

「ハンゾウはちゃんと足音立ててくれるようになったよ? ……まあ、毎度毎度馬鹿にした顔はしてくるけど。気配がわからないくらい普通でしょうが」

ぶつくさ小言を言う独神を、ヌラリヒョンは目を細めて見ていた。

(脅かすのが儂だけになるまで粘ってみようか)

#小話
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のにょ

ツクヨミ飯を先に食べたほうが勝ち。みたいになるのか。

「造作もない」

と言って一口食べたハンゾが固まるとか。

「こんなの無理だって!(独神ちゃんの前で良い姿見せたいとか言ってられないだろこれ!)」

と言って食べさせられたコタロがいたり。

「とってもおいしい」

と言って、食べるビンボウガミがいたり(悪食)

黙々と食べるショウトクタイシがいて、すげーってみんなで思っていると。

「舌に付く前に回復術を施せばなんとか。集中しているので失礼」

なんてことしていたり。

#小話
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のにょ

◯◯しないと出られない部屋。

そこに独神とヌラが閉じ込められる。
扉の上にデカデカと書かれた文字に独神は後ずさった。

「……。

顔を動かさずヌラリヒョンを見る。
動揺した様子はない。
それはそうか、もう何度もしたことがあるんだろう、私と違って。
独神は頭を抱える。
今までしたことはない。誘われたこともない。
独神という立場が、そういうものを持ち込まなかった。
人族と違い、跡目探しに必死になるものでもなく、する理由がなかったのだ。

「……主。

独神は身体を固くした。

「この空間、時間はどうなっているのだろうな。呪術なら其方も多少は明るいだろう?」

冷静な発言に独神も緊張感が薄まる。

「そうだね。多分だけど時空が完全に切り取られてるから、ここで一日経っても、現実ではおよそ半刻くらいじゃないかな」
「となると其方の不在に不信感を抱いてもらえぬ、というわけか」

救助は望めないという事実に、また気持ちが重くなった。
どうにかしなければ。

「……あの」

ヌラリヒョンはどかりと座った。

「つまり、其方はここでなら十分休息が取れるというわけだ。ほら、そう立ってないで座ると良い。時間の乱れを有効利用しようではないか」

躊躇いを顔に出した後、独神は座った。不安は尽きない。三角座りを保つ手に力を込める。

「じたばたしても仕方あるまい。食料もない今、下手には足掻けぬよ」
「あー……。まぁ……うん。……そうかも」

不安にさせない気遣い。どちらが主かわからない。
独神も少しだけ冷静さを取り戻す。

「今のところ空間に異常はない。本当は話さずに黙って体力を温存すべきだろうけど、話さないでいると狂ちゃいそうだから話すね。ヌラリヒョンは無理に相槌をうたなくていいよ」
「儂も思考整理がしたい。雑談は大いに歓迎だ」


という導入なのに、普通にする話。
えぐいことに、挿入時点で「した」とみなされて、そのままの姿で現実に返される。
出られた。
でもふたりとも終わってはいない。
なんなら外だとえぐさが増す。
で、結局するみたいな。
前半の冷静さどこいったねん、みたいな。

#小話
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のにょ

「ハンゾウってかわいいよね」

と独神が呟くと、一瞬の間があったのち、

「そうかも……? ふわふわだもんね。暖かそうだし」

と要領を得ない返答が英傑から返ってくる。
主はハンゾウ自身ではなく、ナバリのことを言っているのだと解釈されているのだ。

ハンゾウが態度を変えるのは独神の前だけであり、他のものからすれば何を考えているのかわからない人でしかない。
不遜な態度のくせして、慎重で、独神に近づきたがっているのに、近づかないでいるところがいじらしくて可愛い。
なんて思っているのは独神だけ。

「(あの困った顔、好きなんだよねぇ……)」


#小話
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のにょ

今よりもっとつよい武器を作れるという珠を探しに来た独神一行。

「…ここのどこかにあるのよね?

独神は見渡す。自身を中心に広がる田を。
広大な平野に作られた田のどこかに落ちているというのだ。

「占いではどう?

カーン

「見えないねぇ。あ、けど追加料金があればあるいは
「無理ってことね

撃沈するナリカマ。

「田植えを手伝っていれば全部の田に入るから分かるって言うけど…
「口実さ。人手を駆り出すための

ナリカマの言葉に独神は曖昧に笑う。
都合よく使われている自覚はあるが、今のところ人海戦術しか方法がない。#小話
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のにょ

魚釣りに行く。
すぐその場で加熱調理してくれるカグツチ。
余計なこと話すと焦がしちゃうから黙って燃える様子を見てる。
そしたらまた焦がしちゃった。

え? どういうこと?
うっせえな。

沈黙に動揺して焦がしちゃったカグツチ。
結局独神と二人だといまいち集中できない。#小話
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のにょ

有力者に会うために、村娘風の装いで外出する独神。
そんな中悪霊が来て、独神であることがバレてしまう。
独神はバレたなら、と自分を囮として使って逃げる。
村人から遠ざけるよう山の方へ向かっていく。
ただお出かけ着なので下駄はズボズボと土にめり込む。
裸足のほうが早いと脱いじゃうのだが、そのときにハンゾウが助けてくれる。

それで逃げられるとでも。
できるでしょ。
貴様のすぐ横にクマ用の罠があってもか。

よく見ると罠。
絶対に逃さないという意思を感じるツヨツヨな罠。
さーっと血の気が引く独神。

あとは任せろ。主は黙っているだけでいい。

と、本当になんとかしてくれるハンゾウ。
その後落ち着いてから有力者との話も終わり、帰ろうとする。
だが有力者が独神の汚れた姿を不憫に思って泊まってはどうかと提案。
返事をする前にハンゾウが断る。

既に手配済みだ。警護にも英傑を用意している。
有力者はそれに納得して何もなかったのだが。

…あの時素直に泊まってもよかったんじゃない?
立場に縛られない話もできたでしょうに。

独神がそう言うとハンゾウが拒否。

襲われたばかりの町なんぞやめておけ。安全を第一に考えろ。

そんなこと言うけど、内心は独神を他の者に見せるのが嫌なだけ。
なんだかんだ英傑たちで囲っておきたいのだ。
少なくとも英傑は独神に手を出す者がいないから。
最低限の信頼をしている。

用意した宿に行くと、独神は英傑に抱きつかれ心配したと怒られ、甘やかされる。
ハンゾウは仕事が一段落したと、警備に注力する。

#小話
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のにょ

俺を選んだこと。後悔させない。

とまで言えるハンゾウは、色々イベントないと駄目かも。#小話
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のにょ

ハンゾウを好きになった独神。
ハンゾウにむちゃくちゃ逃げられる。
ハンゾウは独神を嫌ってなどいない。むしろ好き。
だからこそ、関係性を考えて近づかないほうがいいと思った。
独神が裸で迫ったとて、一時の感情に流されまいとする。



これがモモチだったら普通にいける。
俺を選ぶか。見る目はあるようだな。
くらい言ってもいい。

卑屈さがないんだよな。自信がある。
伊賀と言いながらも、個人でやってるからかな。
ハンゾウは伊賀に縛られてるから、軽率な行動は取れない。

#小話
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のにょ

独神が寒いからと、報告の度に手を握ってくる英傑たち。
カラッとしているもの。
ジトッとしているもの。
カサカサとしているもの。
ゴキゴキとしているもの。

だいぶ違うよなあ。

なんて思う独神。
と、反面、勇気を出して独神と接触するものも少なくない英傑たち。
#小話
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のにょ

こんな寒いのに、みんな元気だね〜。

こたつに入った独神が呟く。
今日は来客もないからと半纏を着用して防寒対策には抜かりない。

ワカサギじゃないんだから。

池で釣りをする英傑。
大きな体を丸めて鯉を釣るのに必死だ。
一度暴れれば地震を起こす神だというのに、器用だなと思う。

#小話
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のにょ

「廊下が冷たい季節よね。

ペタペタと廊下を歩く独神。

「足袋持ってくればよかった

足の指を丸め、ペンギンのように歩く独神を尻目に、半裸で走っていく英傑の姿。

「……神も妖もよくやるわ

人に近い独神は寒い寒いと言いながら部屋へ帰った。
#小話
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のにょ

「あ、コタロウ! ちょうど良かった! 余ったから食べて」

 馬鹿じゃないの。と一言言うのは簡単だ。
 だからコタロウは少し考えた。

(いっそお腹が壊れるまで食べれば……。独神ちゃんも自分の愚かさを猛省するかな。そうすれば僕がどんな我儘言っても、罪悪感で聞いてくれそー。僕が一生治らないでいれば、ずっと僕についてくれるよね?)

 コタロウはにこりと笑った。

「いーよ! 独神ちゃんの手作り大好きだからね。いくらでも食べちゃうよ。なんなら独神ちゃんも食べてあげようか?」
「喜んでくれて良かった。じゃあ他の人にもあげてくるね」

 コタロウの冗談に触れずに、独神は次の獲物を探しに行った。
 コタロウは山のようなドーナツを見て、小さく息を吐く。

(……食べるのは良いけど、独神ちゃんのことだから他のヤツらも同じ目にあわせてないかな。そうすると僕の努力も無駄になっちゃうんだよねぇ)

 そもそも、こんな甘い匂いのするものを食べては諜報活動に支障がでる。
 コタロウは部下を呼びつけ、指示を与えていった。

#小話
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のにょ

「はいどーぞ」

 差し出された輪っか状の洋菓子にヌラリヒョンは眉尻を下げた。

「今日は虹色なのだな」
「そうそう! 多色にするとなんだかドーナツのポテンシャルが上がった感じがする!」

 ヌラリヒョンは心の中でため息を付いた。
 毎日のように食べさせられていて、今やどうやって笑顔で受け取っていたか忘れた。

「(ガシャドクロにやるか……)」

 下賜されたものではあるがむりやり食べることはしない。
 できない。さすがに飽きた。

「……其方の目指していた味にはたどり着いたのか?」
「たまに。でも何個も必要だから」
「大変だな」

 自分が。

「あと一ヶ月くらいでケリをつけたいと思ってる」
「応援しておるよ」

 明日にでも終わらせて欲しいが、そういうものでもないらしい。
 ヌラリヒョンは一口だけ食べて茶で流した。
 食べたくなかろうとも、一個だけは食べきると決めている。

「あ、他の子にもあげてくるね~」

 ヌラリヒョンは小さく手をあげて、独神を見送った。
 姿が消えた瞬間、大きなため息を憎き穴に吹き込んだ。

#小話
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のにょ

#小話
いい加減にしろ。
と、ハンゾウがお決まりのツッコミをする主従もよい。

こんなふざけたやつが主とは頭が痛い。
その割には私が仕立てた着物取りに行ってくれたね。
たまたまだ。通り道だったからな。
またまたぁ〜。照れちゃって。
下らん事を言っている暇があるなら働け。

言い合う関係もよい。
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PROFILE

ふり~にが~としゃべってるようなところ。ネタバレにならない程度に小説の進捗を話している。あとはたまにくるってる。酒呑んで投稿する時はここ。